栗の季節!栗の収穫後の処理

栗の季節がやってまいりました。

職場に人の手が殆ど入っていない栗林があり、毎年栗拾いに勤しんでいます(爆

運動不足解消と若い奴等とのコミュニケーションの為に・・・・・いや殆ど強制的に連れていかれる立場でwww

お昼休みになると『栗拾いに行きましょう!』と誘われます。

え?『栗拾いに行きませんか?』じゃないのねー(´゚д゚`)

意外と運動量があるんですよね!

しゃがんだり、立ったり、下見ながら移動して、周囲の蚊や蜘蛛の巣と闘いながら(-_-;)

結構拾えて毎回凄い量になりますし、今年は特に栗のサイズが大きいです!

で、問題は拾った後なんですよね。

栗の処理方法は色々あると思うのですが、栗は虫がついているのは宿命ですよね!

外から虫が入ってくるのは普通なのですが、実は栗って実になる前の段階で卵を産み付けられて最初から?中に入っちゃってるんのがあるんですよね!

でも、この虫は栗のみ食ってるので、食べても害も無ければおいしいし、気づかない場合が多いって年配者は言ってますwww

処理方法は自分でオリジナルやってるものもありますが、周囲の人がやってる処理方法も纏めてみました。

【一次処理】
最初はバケツに入れて水に浸して洗った後、一晩水につける。
一晩の保管場所は、バケツに入れて常温の人も居ますが、冷蔵庫に入れる人も居ます。
が、量によっては冷蔵室やチルド室に入らぬ!
この段階で虫が外に出てくる場合もある。←個人的な感想では一晩では殆ど出てこない。

また、寄生栗対策で最初に冷蔵室に入れたり冷凍させちゃう方も居るそうです!

【二次処理・乾燥一段回目】
まずは、栗の外観を点検しながら段ボールの上などに並べていきます。
大体、秋の季節1~2時間で片面は乾きます。
次に栗を一個ずつひっくり返しながら濡れていない段ボールの上に並べなおし、再度1~2時間乾かす。
これで、両面の1回目の乾燥は終了です。
はやいと、この段階で段ボールの上に不審な粉の塊が落ちている事(寄生の痕跡)がありますが、これは中から出てきた虫がほじくったゴミを外に排出しているので寄生されている栗となります。

寄生されている栗ですが、虫は無視して(笑)そのまま調理するか、捨てるか・・・・・去年は中の虫を出してカエルの餌にしてました!(同僚でアマガエル飼育してる変わった奴が居る)

【二次処理・乾燥二段階目】
栗は水分も多く、カビやすいのでここから先の処理方法は使用目的によって変えてます。
■栗ご飯や栗きんとんなどに加工する場合
 この場合は紙(新聞紙)などに包んでチルド室か冷蔵室に入れて保管します。
 調理(加工)予定がまだ先の場合には同様に紙に包んで冷凍庫に入れちゃいます。
 また、場合によってキッチン用のアルコールスプレー拭いたりしてカビ対策をしています。

■渋皮煮に加工する場合(強制乾燥)
 この場合は鬼皮を剝きやすくするために、個人的にやってる方法ですが、新たな段ボールの上に並べて室内等に置き、サーキュレーターを当てて2日程(湿度次第)乾燥させます。
 この段階で虫が寄生している痕跡が出てきますが、遅いと3日目や5日目に出てくることもあります。
 サーキュレーターによる強制乾燥が終われば、そのまま並べておくか、上記の保管要領で冷蔵・冷凍・チルド室に保管します。
 我が家は和室で強制乾燥させてますが、除湿機が常時稼働しているのでサーキュレーター直当て感想は2日で辞めてあとは自然乾燥にして放置しています。

強制乾燥の方法は完全に我流なのですが、数日乾燥させるとカビも発生しませんし、中の実が痩せて渋皮が鬼皮と剥がれてスカスカになります。

栗って本当に保湿が凄くて、カビが直ぐに生えるんですよね!冷蔵庫に入れてても冷凍して無ければカビます!

指で押してみるとカサカサ感と中の隙間を感じますが、ココに包丁の先をぶっ刺して剥き始めると、通常の3倍から4倍は速く鬼皮が剥けます。(赤い彗星並みにwww)

これが、驚くほど気持ちよく簡単に剥けます!渋皮も傷つけずにサクサク剥けます!

渋皮煮ってこの鬼皮剥きが非常に苦痛なんですよね!

この方法なら「栗くり坊主」等の器具を使わなくても容易に剥けます。

鬼皮も硬くなってますが、その分一気にパキパキと剥けます。
ただ注意しなくてはいけないのが、栗の実は乾燥すると割れやすくなりますので乾燥はほどほどに!
また、渋皮を剥ぐ作業をする場合は、この乾燥方法だと渋皮は剥きずらいので強制乾燥させない方がいいと感じてます。
渋皮は実の方にがっちりついてますし、硬くなります。重曹で渋皮を溶かしていく処理をするのですが、処理はしやすいです。
ほどほどに乾燥している場合は全体的に締まっているので処理しやすく、洗浄時の割れが格段に減った気がしてます。

この辺りは、後日写真も含めてうpする予定です。